かなり当て所なく散歩して、ふだん一人ではいかないが円山公園の裏のほうまで歩いた。高級住宅街は庭とか裏山的な場所が多く、建物のあいだあいだで、鳥の声がよく聞こえる。
家で簡易金継ぎをのんびり始めることになった。とりあえず欠けがある器3枚が相手になる。キットに梱包されて収められている、パテやら綿棒やらヘラやらデザインナイフやらの道具をひとつひとつ検分せずに、さらには番手も確認せず器に紙やすりをかけはじめてしまう連れ合いを見て、「あなたって旅行のパッキングが好きな人間なのに、こういうところはそうなのか」と口に出た。

