2026年5月30日

九大での文化人類学会1日目、橋爪さんとのブックトーク。横で彼の話を聞きながら、「著者の苦悩」の一部をかなり鮮やかに感じられた。そう思いながら聞いていた。

今回は、橋爪さんの博論と書籍版のテキストの差分を、diffツールを用いて比較検討した。ここで示した橋爪さんの事例は、個人的には、博論提出からそれほど年月を経ずに書籍化する際のひとつの良い典型・お手本かなと思う。博論書籍化がどういうプロセスだったのかを、記憶に頼る思い出話にせず、具体的な痕跡を分析し、「実際にどう変わったのか」の一端にアプローチする試みができて、この点素直に嬉しい。つまり、「合格体験記」的なプレゼンに抗うことがそれにりにできたのではないだろうか。

これ、許されるのであればそれぞれの全文を挙げて差分を公開したい(為になるし、結構見比べるとおもしろい)のだが、これができない理由は明白である。